トイレにこもると便秘が悪化する?踏ん張りすぎないように注意

便秘だからと言ってトイレにこもってはいけません
なかなかスッキリできない人の中には、雑誌やタブレットなどを持ち込んで、トイレにこもる人も少なくありません。
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踏ん張って自力でなんとか便秘解消することは決して悪いことではありませんが、無理に踏ん張りすぎることは健康面でマイナスの影響を与えるだけでなく、便秘をさらに悪化させてしまう事にもなるので、気をつけなければいけません。
トイレにこもると便秘が悪化する原因とは
なぜトイレにこもることがいけないのでしょうか?
まず、トイレにこもるということは、なかなか出せないことに対する精神的なイライラをアップさせてしまいます。ストレスが無意識のうちに自律神経のバランスを崩し、便秘が悪化してしまうこともあるようです。
さらに、トイレにこもる場合には、時間が長くなればなるほど、できるだけ早く出そうと思い切り踏ん張ることが多いものです。踏ん張ることで痔になってしまうリスクもアップします。痔になると肛門周辺が痛くなるため、これまた無意識のうちに力が入りづらくなり、便秘を悪化させる原因になります。
さらに、トイレにこもることで血圧が高くなってしまう事にも注意しましょう。場合によっては脳卒中や脳梗塞などを起こしてしまうこともあります。実際に、高齢者の脳卒中のうち、なんと20%は慢性的な便秘を抱えていて、トイレで思い切り踏ん張って力むことが原因で起きているのだとか。自力で出すことは大切ですが、できればこもることなく、即効で自然にスッキリできるような食生活や生活習慣を心がけたいものですね。
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